「飲食知味方(ウンシクディミバン)」特別講座
11月21日から24日まで4日間「飲食知味方(음식디미방)」の特別講座が始まりました。
「飲食知味方(ウンシクディミバン)」とは、1670年の朝鮮時代に両班の奥様である張桂香(チャン・ゲヒャン)先生が女性として初めてハングルで書いた最古の料理本です。
「飲食知味方」には、料理の技法や保存方法などが詳しく書かれています。その当時の料理本は簡単に書かれた物が多いのですが「飲食知味方」に書かれた内容は、今でもそれを見て調理ができるほどです。それは、なぜかというと娘や嫁に伝えるために書き残したものだからです。
この料理本を作った時の張桂香先生の年齢は74歳でした。その当時の平均年齢は、40~50歳だったそうなのです。本に書かれた料理が健康的にもとてもすばらしい物だったと思います。
「飲食知味方」の料理は、現在伝わってきている韓国宮中料理や伝統料理、郷土料理の中にも感じられるものが多く歴史的に貴重な料理本とも言えます。現在韓国料理を勉強している方にとっても大変勉強になる講座です。
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